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三上 光徳

士業が生み出す付加価値の拡大を支援するコンサルタント。公認会計士でもある。 ⇒詳しいプロフィールはこちら
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こんにちは、士業価値クリエイターの三上です。

司法書士の先生方がこれからのマーケティング戦略を検討するとき、web(インターネット)を使った集客方法を外すことはできません。
今は多くの人がwebを使って情報を検索するので、登記申請をしたいときや遺産相続対策をしたいときなど、web上で見つけた司法書士事務所に依頼するケースが増えているためです。

今回は、司法書士がとるべきweb集客戦略について、解説します。

司法書士のweb集客のメリット

司法書士がwebを使って集客することには、以下のようなメリットがあります。

web集客のメリット①:集客が安定する

まず、web集客の仕組みが整うと、一定の顧客数を安定的に見込めるようになります。

たとえば不動産登記や会社設立などの検索キーワードで、Googleの検索結果の上位に表示されるようになれば、それらのキーワードで検索した人がその司法書士のウェブサイトにたどり着き、そのまま依頼してくれるからです。
Google検索結果の上位表示を維持できれば、毎月一定数がウェブサイトにアクセスをし、そのうちの一定数が問合せをしてくれます。
もちろん、月によって多少の変動はあるにせよ、安定化が図れることは間違いありません。

これが、広告出稿による戦略、つまりお金を出せばアクセスを獲得できるがお金を出さなければアクセスがなくなるという状態とは、大きく異なる点です。

web集客のメリット②:仕組みが完成すれば費用が安くおさえられる

webによる集客は、その仕組みが完成してしまえば、その後にかかる費用は安くすみます。
web広告などは、単価は上昇傾向にありますし、支払うお金を止めてしまえばその瞬間に集客効果は一切なくなってしまいます。
この点が、仕組みを作ることと広告等による手法で大きく異なる点です。

web集客のメリット③:強みを強調できる

ウェブサイトを作ると、自分の強みを強調できます。強みの強調がとてもやりやすいと言ってもいいでしょう。
たとえば、債務整理が得意であればそういった情報を中心に掲載し、これまでの実績や債務整理への取り組み姿勢、債務整理が必要な依頼者が欲している情報を中心に載せることで、他事務所と明確に差別化することができます。
顔写真や全身写真とともに見込み顧客への挨拶文を掲載することにより、潜在的な相談者に親近感を抱かせ、実際の問い合わせにつなげることも可能となります。

専門分野を強調したwebを作る

司法書士がウェブサイトを作るときには「専門分野」を強調したサイトにすることをお勧めします。
なぜなら一般の人は、司法書士がどのような仕事であるか理解していないことがほとんどだからです。

たとえば
「不動産登記、会社設立、遺産相続、債務整理」
などと並べて書いてしまうと、
「結局、具体的に何をしてくれるのか?」
が明確にならず、問合せにつながりにくいです。

それよりも
「不動産登記の専門家」・「債務整理の専門家」
など、ダイレクトに相談者の悩みに応える内容のウェブサイトにしているほうが、アクセスも上がりやすく問い合わせを確保しやすいのです。

ブログ形式で簡単に更新できるウェブサイトにする

ウェブサイトを運営をするときには、そこに掲載しているコンテンツの質が極めて重要になります。
コンテンツとは、『ブログの記事』だと思っていただければよいです。

Googleが評価する質の良いコンテンツ(=ブログ記事)とは、見込み客が求めている情報であり、見込み客が理解できる言葉で、丁寧に書かれている情報です。
専門家がひとりよがりで書いている自己満足のコンテンツ(=ブログ記事)では決してありませんので、この点は肝に銘じておく必要があります。

見込み客が欲している情報を丁寧に発信しましょう。
そして、ブログの更新頻度は、できる限り多くしましょう(あくまで優先するのは質ですが)。
そうすれば、Googleはあなたの記事を多くの見込み客に触れさせるように上位表示をさせてくれて、その結果たくさんの見込み客とつながることができるようになります。

司法書士がウェブサイトを作るときに重要なこと

ポイント①:立ち位置を明確にする

まずは「司法書士」という立ち位置を明確にする必要があります。
一般の人は司法書士という職業を理解できていないケースが多いので、ウェブサイトを見た人が「司法書士は〇〇してくれる人だ」と簡単にわかるようにしなければなりません。

ポイント②:言葉の選び方に注意を払う

ウェブサイトを作成するときには、言葉選びが大切です。
司法書士事務所のキャッチコピーは見る人の心に刺さるものになっているか、司法書士の挨拶文の言葉が「先生から顧客に向けた呼びかけ」になっているか、見る人(=見込み客)の心に刺さる内容となっているか、などの点を意識しましょう。

ポイント③:webからリアルに持っていくウェブサイトになっているか

ウェブサイトを構築する最終目的は、ウェブサイトを見た人がリアルに問合せをしてくれることです。
そのためには、見込み客が問い合わせというアクションをとってくれるような仕組みを意図的に作りこんでおくことが必要となります。
ウェブサイトへアクセスを集めることと同時並行で、問い合わせというアクションが生じるような仕組みも作りこんでおきましょう。

まとめ

司法書士のweb集客は、その仕組みを意図的に作りこんでいるか否かで、結果が大きく変わってしまいます。
意図的な作りこみを行わなければ、問い合わせはほとんど発生しないでしょう。
その一方で、web集客の仕組みが整えば、定期的な問合せ、安定的な問合せを獲得することができます。

ぜひ、早めに取りかかることをおすすめします。

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